TOPページ > インテリアコーディネーター試験 > 資格とは別に必要な技能
インテリアコーディネーターの試験に合格して取得する資格とは別に、インテリアコーディネーターとして身につけておきたい技能があります。インテリアの仕事をしていると、私たちが毎日目にするものから学べることがどれほど多いかに気が付くのではないでしょうか。
ウィンドーショッピングで目にするお店のディスプレイ、美容院で使われている素敵な照明器具、レストランのカウンター材、椅子やテーブルなどの家具、試着室の扉に使われているお洒落なレバーハンドル、ホテルのトイレで見つけたタイル割りの素敵なパターンなどです。
普段何気なく触れていたり、使っていたりするものにはインテリアのエッセンスがいっぱいつまっています。インテリアコーディネーターを目指すからにはぜひ、そういった細部にも感覚をとがらせて、吸収できるものは吸収してやろうというような心構えがあったほうがいいでしょう。
それから、物の大きさをだいたい目で見て捉えられるようにしておくと良いです。目で分からなければ、体を使ってこっそり測るのです。どういうことかと言うと、例えばお金を払うためにレジカウンターに立った時、ちょこんとバッグを置くための台がある場合があります。高さ的にちょうどいい場所です。ただ、この高さをメジャーで測るのはさすがに人目も気になるのでできません。
そのとき、だいたい自分が立って体のどのあたりの高さなのかをひそかに確認するのです。こういう小さな努力の積み重ねで、メジャーや体を使わなくても、やがては目で見ただけでだいたいの幅や高さが分かるようになります。そして、こういう知識が実務レベルで後々役に立つのです。
食器棚の奥行きは?押入の奥行きは?と実体験を通して学んでいくことが、実はインテリアコーディネーター試験の内容とも重複しているのです。テキストでただ数字だけを丸暗記するのとは違って、実際に自分で測ってみるなどの体験をすることで、その情報が完全に自分の物になります。色彩についても同じです。
テキストで何色の補色が何色と、言葉で覚えるだけではなく、実際に補色を利用したデザイン性の高い空間や印刷物などを目にすることが大切です。
逆に、醜い色調の物があれば、なぜそう感じるのかを、自分なりに考えてみると良いでしょう。このように、インテリアコーディネーターの勉強は、実は身近なところでいつでもできるのです。遊びながら、出かけたついでに、ちょっと意識を向けるだけで、インテリアコーディネーターとしての資格では見えてこない技能を伸ばすことができるのです。
最後に、インテリアコーディネーターの資格以上に実務レベルで必須となってくる技術についてですが、パースの描画技法とCADによる図面の描き方を習得しておくことを強くお薦めします。
インテリアコーディネーターは専門職ゆえに、就職の際はどうしても即戦力となる経験者が有利です。しかしながら実務未経者でもインテリアコーディネーター資格があり、パースやCADができる人材であれば、例えばアシスタントとしてでも、採用してもらえる可能性がずっと高くなります。
実際に自分のアイディアをパースで顧客にわかりやすく描いて説明したり、CADで作図した図面で施工会社に自分のやりたいことを正確に伝えたりと、これらの技術力を付けておくことは即、実務で役立ちます。自分でも仕事をやりやすく、スムーズにもっていくための技術の一つであり、そういったことができると仕事に対しても自信を持って取り組めるでしょう。