インテリアコーディネーターの職場は照明やカーテンなどといったインテリアエレメントメーカー、もしくはハウスメーカー、デザイン事務所などの場合が多いため、ほとんどは社員として勤めています。
しかしその一方で、フリーとして独立している人もいます。インテリアコーディネーターの仕事は専門性が高く、人当たりの良さやコミュニケーション能力、家事、育児経験などが求められるため、女性の一生涯の仕事としても適していると言えるでしょう。
結婚してからも家事、育児と上手に両立させたい人は、その頃までにフリーになることを目指すと良いでしょう。そういう意味では社員として働く以外の選択肢が少ない、他の多くの職業とは異なります。
育児中だから、介護があるからフルタイムでは働けないから、ということはなく、自分の生活のペースに合わせて仕事量をコントロールできるのです。育児中は仕事のボリュームを一時的に減らして、ある程度子供が大きくなったら、以前のペースに戻すなど、フリーのインテリアコーディネーターになった人たちは、上手にバランスをとっているようです。
インテリアコーディネーターはこのように働き方に個人差があります。会社員になった人もショールーム勤務とデザイン事務所勤務では、勤務時間や自由になる時間もまるで異なります。
特にデザイン事務所は残業が多く、場合によっては残業代が出ないということもあります。ではそんな劣悪な仕事環境をあえて選ぶ理由は何でしょうか?それはお金や時間には代えられない経験とやりがいではないでしょうか。
いずれフリーになるための下積み修行の場ととらえることもできます。若くて体力に自信があれば、ぜひデザイン事務所で住宅のみならず店舗やモデルルームなどのデザインまで経験しておくと良いでしょう。
その時期は毎日自宅と職場の往復だけで、休みの日はひたすら寝ているだけかもしれません。しかし、不思議なことにそれでも仕事が面白ければ、そんなに不満はないものです。
収入面で考えた場合、残念ながらインテリア業界の給料はあまり高くはありません。特にデザイン事務所などに勤める場合、始めの頃は低めかもしれません。それはインテリアコーディネーターという職業が、女性にとっては特に憧れの花形職種でもあるため、薄給でも志願者が絶えないといった理由からかもしれません。
ただ、インテリアコーディネーター資格を持っていると、会社によっては資格手当がつくこともあります。また、会社員としてインテリアコーディネーター職に就いた場合は、たいていの場合において残業は多めです。フリーになった場合は当然収入の面では波がありますが、やりようによっては会社員よりもずっとたくさん稼げます。
フリーでやる場合は主に、業務委託といって決まったハウスメーカーや不動産会社、デザイン事務所などから案件ごとに請け負い、フィーを報酬としてもらう場合と、自分で営業をかけて積極的に顧客を開拓していく場合があります。フリーのインテリアコーディネーターは、複数の収入源を常時確保しておくことが望ましいでしょう。
フリーは前述のように自分の生活のペースと折り合いを付けられる自由さがある反面、収入は常に不安定です。それを避けるには複数の取引先を確保しつつも、無理して仕事を受けて容量オーバーにならないように気を付けることが大切です。時にはフリーのインテリアコーディネーター同士で助け合っているパターンも見られます。仕事が重なってどうにもならない時に、お金を払ってパースだけ描いてもらうなど、フリーならでは工夫をこらしているようです。